2009年01月05日
香料産業新聞に『2009年を迎えて』が掲載されました。
日本の化粧品技術は優秀
近畿化粧品原料協会会長
岩瀬 健治
新年明けましておめでとうございます。
化粧品業界の皆様には、今年こそ良き年になることを祈願して、新春を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。
また旧年中は当協会に対し格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
原油高に物価高で始まり「第3次オイルショック」勃発の2008年、秋には石油高騰も収まり、サブプライム問題より派生した世界的不況が始まっております。
悪い話ばかりではなく、サブプライム問題にはあまり影響が無かった日本では、円高により海外観光客は減少したものの、日本からの海外旅行や物価抑制には有利であり、グローバルに見て国民所得が上がったという見方もできます。
北京オリンピックでは期待されたほどメダルは取れなかったようですが、個性的なメダリスト多数が出現し、明るい話題をさらっていました。
更に、ノーベル物理学賞に3名、化学賞に1名と、計4名の日本人がノーベル賞を受賞された事も明るい話題となっています。
化粧品業界におきましては昨年10月、スペインのバルセロナにて第25回IFSCC国際大会の開催があり、日本からのオーラル発表でアワード2点最優秀論文賞と基礎研究賞を受賞され、日本の化粧品技術の優秀さが証明され、大変喜ばしく感じております。
今年3月には横浜にてASCSが開催されますが、同時に第4回CITEが開催されます。
出展申し込みも200社を超え海外からの出展も増え、技術発表申し込みも64セッションと聞いております。過去最大の化粧品技術産業展となる見込みで、化粧品メーカー様、原料メーカー及び商社の貴重な接点としての効果が上がる事を期待しております。
最後になりましたが、新しい年が業界の皆様方にとりまして、より一層ご繁栄・ご発展の年になるよう心からお祈り申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
(岩瀬コスファ? 社長)
(香料産業新聞 2009年1月5日掲載)