2008年01月10日
香料産業新聞に『若い技術者に期待する』の記事が掲載されました
香料産業新聞(2008/1/5)掲載
『若い技術者に期待する』
近畿化粧品原料協会会長 岩瀬健治
新年明けましておめでとうございます。
化粧品業界の皆様には、今年こそ良き年になることを祈願して、新春を迎えられたことと、心よりお慶び申しあげます。又旧年中は当協会に対し格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
2002年2月から始まったといわれている今回の景気、我々庶民には何一つ実感も実益もないうちに終焉しようとしています。勢いはないものの戦後最長の景気と騒がれ続けながらネーミングがないままに終わるのではと、私が独断で皮肉っぽく「格差いじめ景気」と名付けたのですがいかがでしょうか。
さて、今年はオリンピックの年。世界中の人々が北京に集いスポーツを通しての平和の祭典が催されます。
マラソンや柔道、水泳あるいは野球にと金メダルへの期待がかかりますが、最近は隣国の中国や韓国の国家的エネルギーに押され気味、ここ一番踏ん張ってほしいものです。
またオリンピックを機に日本・中国・インド・東南アジア連合がまとまり、欧米時代から新しいアジアの時代への幕開けとなってほしいものです。
化粧品業界におきましては昨年5月、パシフィコ横浜において第3回CITEが開催され、出展企業190余社、来場者35000余名と前回を大きく上回る結果となり共催させていただいた当協会としましても、業界発展の一翼を担えたと実感しております。また10月には東京の化粧品原料協会様と第2回目の合同研修旅行が挙行され、東西相互のより一層の親睦を深めることができました。
また来年3月にはASCSと並行して第4回CITEが予定され、海外からの出展も企画されています。本展は技術者の発表の場として、またユーザーとの貴重な接点としてそれなりの効果を上げてきましたが、次回からは国際展示会として横文字対応をどうするのか大きな試金石になると思います。今後は若い技術者がこの壁を乗り越えて世界中の化粧品メーカーの人たちと対等にコミュニケーションできる、そんな時代が近い将来、来ることを期待しております。
最後になりましたが、新しい年が業界の皆様方にとりまして、より一層ご繁栄、ご発展
の年になりますよう心からお祈り申し上げます。