2007年06月12日
『化粧品原料で欧米展開』 化学工業日報に記事が掲載されました。
岩瀬コスファは、コア事業である化粧品原料において米国、欧州に対する本格的なアプローチを始めている。米国では法人化に視野を入れながら林原製トルナーレなどの素材を有力化粧品メーカに提案中のほか、欧州も旭硝子エスアイテック製多孔質球状シリカや表面処理製品などの素材を提案を加速しており、軌道に乗ってきた中国を含むグローバル展開を当面の大きな戦略として推進していく。
“美と健康”をテーマに化粧品業界に原料を供給する同社は前3月期売上げ高160億円強、経営利益6億円を達成。今期も増収益を図り成長を戦略を継続する。
ここ数年、とくに注目しているのは化粧品原料事業のグローバル展開。欧米市場のうち米国は07年度の重要戦略の一つで、ニュージャージー州に移転した支店には提案営業する常駐者を派遣し、機能性糖質トレハロース、トルナーレ、プルラン、などを提案。取引件数も順調に増加中で、3年後には支店を法人化を前提に取引先の拡大を目指す。一方、欧州では多孔質球状シリカなど機能素材が世界的化粧品メーカーに採用され始めてきたため、来期中には仏ぱりを候補地に何らかの拠点を設け現地ユーザーのケアを充実させる予定。
同社はまた、新規事業として健康食品素材事業も本格的にスタートした。昨年秋には素材営業を担当するヘルスケア事業部も発足されており、アスコルビン酸・コラーゲン・グルコサミン絶妙に配合した「ACG」(仮称)の市場認知を始めている。常務取締役 井谷 衛
(2007/6/11)