2007年11月12日
『健食加え新規素材拡充』 化学工業日報に記事が掲載されました。
岩瀬コスファは、化粧品原料を主軸に、医薬品、健康食品、洗浄剤、電子部品など多様な営業領域をもっている。同社は、化粧品原料で培ったアンチエイジング素材では、種々の知見を有し、研究開発機能を充実させ開発提案型商社を標榜している。なかでもグローバル化を推進しながら新規素材の開発、市場投入を加速している。
新たな軸足となる展開として、06年9月には「ヘルスケア事業部」を設置し、本格的に健康食品素材に参入した。このほど焼津水産化学工業(静岡県焼津市)などと共同開発したアンチエイジング健康食品素材「ACGコンプレックス」の販売を開始した。
同社は、コア事業である化粧品原料において、特徴のある素材を米国、欧州化粧品メーカーに提案している。すでに軌道に乗ってきた中国に加えてグローバル戦略のターゲットとしているのは欧米。とくに欧州での営業実績が急増しているといい、倍以上伸びをみせている。また、米国市場での種々の取り組みが成果を挙げており、近く米国支店を現法に昇格させる方向となっている。
韓国のBIOTOXTECH社と提携し、受託臨床安全性試験の日本総代理店として受託件数は100件に及んでいる。すでに数年の実績を誇るが、5年後は10億円を目指す。化粧品・医薬メーカーからの受託が多いが、いわば営業を支える知的インフラといえる。また、06年4月にメーキャップ用化粧品の受託生産メーカーで米国や中国にも工場をもっているイタリア社の総代理権を取得しているが、“メードイン・イタリア”を売り込んでいく考え。
(2007/11/12)