2007年09月28日
『美と健康コンセプトに提案』 化学工業日報に記事が掲載されました。
岩瀬コスファは「美と健康」をコンセプトに、新たな化粧品素材の発掘・提案を続けている。主力事業の化粧品原料に加え、安全性試験受託事業やヘルスケア事業にも積極的に取組んでいる。
化粧品原料の規模素材では、ACGエスアイテックの「サンスフェアH-121-ET」を拡販する。高い吸油性を残しながらも、優れた水性を持つ球状多孔質シリカ。油剤への分散性もよく、パウダータイプ製品だけではなく乳化タイプの化粧品の新処方も提案する。保湿成分「ZEMEAプロパンジオール」は、トウモロコシ由来成分で安全性が高いグリコールとして訴求する。
また紫外線吸収剤ではUV-A吸収剤の引き合いが多い。とくに一昨年来、ポジティブリストに収載された「チノソーブM」「ユビナールA」「同A+B」の需要が多い。同時に、紫外線吸収剤(UVIA吸収)をコートした粉体「MBBT-タルクDM」のワークも始めた。
一方、海外市場では、中国現地法人2社(上海、広州)が順調な伸びを示し、欧州では「クインスシード」など、j植物性の保湿成分や増粘剤の需要が伸びて好調に推進している。
他方、同社は健康食品向け原料の販売が増えてきたことから昨年、ヘルスケア事業部を新設した。新製品「ACGコンプレックス」はその柱となる製品で、今月から本格販売を開始した。コラーゲン、N-アセチリルグルコサミン、アスコルビン酸を効果的に複合しており、シミ、シワ改善などの効果を訴求する。美容サプリメントや飲料への利用を提案していく。
(2007/9/28 第21213号)